小学校低学年の長女、未就学の次女と共に楽しく遊んでいる、
早取り系のボードゲームである「おばけキャッチ」を紹介します
■ゲーム名:おばけキャッチ (メビウスゲームズ)
■対象年齢:小学1年〜 (未就学でもゆっくりやればできる)
■紹介したいこと、このゲームの魅力:
- 早取り系のボードゲームである「おばけキャッチ」の遊び方、魅力
ルールは簡単「カードの内容を論理的に解読し、素早く正解のコマを取る」
でも奥が深い - ゲームを通じて身につけられる能力
閃きという単純なものだけではなく、最短で正解に辿り着くための、思考プロセス作り、判別力、コマを先に取るための瞬発力、勝つための駆け引きが自然と身につく
加えて、試行(ゲームでのトライ&エラー)を元に、自身の思考プロセスを修正していく取り組みは、プログラミングに通じる - 大人も子供も真剣に勝負ができる
- 1枚カードをめくるたびに大盛り上がり
- 「遊びながら思考力を鍛えていきたい」と考えている子供を持つご両親、祖父母にオススメ
遊び方
■セット内容
- コマ 5種類
木にペイントをして作られている
形,大きさが違うため,弾き飛ばさないよう,持つ時に注意する必要あり
- 写真カード 60枚
味のある絵が描いてあるカード
■ルール
- カードを裏向きにして中央に積み上げる
コマを対戦者同士が取りやすい位置に並べる
- 山の1番上のカードをめくる
- カードの絵を見て「対応するコマ※」を素早くつかむ
- 対応するコマを一番早くつかんだプレーヤーは,そのカードを受け取り,自分の前に置く
そして,次のカードを素早くめくり,ゲームを続ける
もし間違ったコマをつかんでしまったプレーヤーは,それまでに獲得しているカード1枚を「正解したプレーヤー」に渡す(=お手つき)
- 山のカードが全て使われたらゲーム終了
自分の前に最も多くのカードを置いているプレーヤーの勝ち
※対応するコマ ⇦このゲームで一番重要なルール
どのカードも対応するコマは1種類のみ
正解のコマは下記2パターンのどちらかに当てはまる
A:正しい色で写っているコマがある場合
→そのコマをつかむ
B:正しい色で写っているコマが無い場合
→色も種類も写っていないコマをつかむ
身につく能力
- 論理構成力(プログラミング的思考)
「正解を早く導き出す」ために、子供は驚くほど多く論理を組み替え、トライ&エラーを繰り返しています
優先順位付け:「白のお化け」だけは絶対に取るように、最初の判断に組み込む
選択と集中:「カードに無い物」を探すのは諦めて、絵の中にあるものを取ることに集中
確率的思考:「ねずみ」が2回来たから次は無いはず
これから生きていく上で必要になる思考方法が遊びながら身につけられます
- 判別力
自身で組み立てた論理に従い、情報を素早く処理する能力が鍛えられます
- 瞬発力、記憶力
いくら答えが分かっても、正解のコマを先に取らなければ勝てません
「取りたいコマの場所に正確に素早く手を伸ばす」
大人には当たり前の動作ですが、以下の動作要素を高速・正確に実行する必要があります
1. コマの位置を把握(上達すると、素早く取るためコマの位置を記憶)
2. 最短ルートで手を伸ばす
3. コマと手の位置を常に相対位置を常に監視、
手の速度を調整しながら位置を微修正
4.タイミングを見計らって力を加減しながら手を閉じる(掴む)
繰り返し遊ぶことで驚くほど早く掴めるようになります
- 状況判断能力、駆け引き
「どこまで正解がわかった段階で動き始めるか」常に考えています
有利な状況だから、お手付きのリスクを冒す必要は無いため、じっくり判断
2択までは絞れたから運に任せる(大逆転が必要)
それらしき所に手を動かして、相手を焦らせ、お手つきを誘う
など、「勝つ」ために必要な総合力を鍛えることができます
これは、親と一緒に遊ぶことで、技術を盗み、上達していきます
まとめ
子供も大人も真剣になって一緒に遊べる「おばけキャッチ」
実際、子供に普通に負けます…
長女は、なぜそんなに早く取れるのか、理解不能なくらい上手になりました!
勝っても負けても、コマを取るたび、お手つきをするたびに大盛り上がり!
ルールが簡単なので、実家に帰って祖父母とも遊べています
(子供が9割方勝ちます 笑)
楽しく遊びながら、論理構成力、判別力、瞬発力が鍛えられ、駆け引きも楽しめる「おばけキャッチ」
ぜひお子さんと楽しんでみてください!
小ネタ
攻略方法を探すため,全てのカードを並べてみました
分かった事は,下記2点です
①正しいコマが「写っている」カードは60枚中20枚入っている
→「正しい」確率は3分の1に過ぎないため,何を優先して待つか工夫が必要
②正しいコマが「写っていない」カードはうまく種類が分散されている
→簡単に山を張れない
よく考えられています
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